2016年11月10日

津田運輸株式会社 A

【 インターンシップ生の企業インタビュー2016 】

第6回:津田運輸株式会社

創業44年、貿易・物流を根底から担う通関業を主業務とする企業です。
従業員数:24名、本社:横浜市鶴見区生麦。

11月10日の「かながわJobway」に参加される津田運輸の代表取締役社長の津田賢一氏にインタビューを行いました。本記事は、そのインタビューを基にした紹介記事です。豪放磊落な印象の裏に優しさと親しみを見せる津田氏は何を語ったのでしょうか。

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1.津田運輸の業務
 津田運輸は東京に隣接する横浜港大黒埠頭の入口、古い市場と歴史のある京浜急行生麦駅のほど近くに本社を構える通関業を主業務とする物流企業です。
 通関業、聞きなれない言葉です。一体どのような職業なのでしょうか。簡潔に言えば、通関業とは貿易の際に輸出入の手続きをする仕事です。貿易と一口に言っても、ただ荷物を荷揚げして運送業者に渡すだけではありません。運び込まれる貨物の情報を把握し税率を確認、関連する法規に沿って書類を作成して手続きを行い、監督省庁の承認・許可を得る必要があります。そういった貿易実務全般を手掛けるのが通関業であり、津田運輸なのです。
 また、国の内外を問わず、様々な手段(航空機・船舶・鉄道・トレーラー・トラック等輸送業務・荷役倉庫業務等)で物流を手掛けています。「あらゆる産業を支える兵站」津田社長はそう表現されます。
 また、津田運輸はコインランドリー業務も展開していますが、通関業という本業に最大限の注力をしていることには変わりありません。
 そして、物流というものは時代が移ろうとなくなることはありません。その長期的な需要の安定性も大きな魅力です。夜勤や転勤は基本的にはありませんが、決して楽な仕事ではなく、煩雑さに苦労することもある
でしょう。しかし、あらゆる産業の血管として日本と世界を支える縁の下の力持ちである津田運輸での仕事は、必ずあなたに仕事へのやりがいと誇りをもたらしてくれるでしょう。

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2.職場の雰囲気や社風について。
 ここまで津田運輸の業務についてご紹介しましたが、やはり気になるのは社内の雰囲気や社風でしょう。憧れて入った業界でも、勤め先の気質が自分に合わず退職するとなっては報われません。
 では、津田運輸の雰囲気や気風についてご紹介しましょう。社内は緊張感がありつつもアットホームで、当然のことながら上下関係はしっかりと存在しますが、大手企業に見られるような陰湿ないじめや上司によるパワーハラスメント等は一切ありません。これは、お互いの顔がよく見える中小企業だからこそ、という面が大きいでしょう。社内の親密な人間関係を象徴するものとして、多くの社内行事が挙げられます。
 年4回の大掃除と社長も含め社員善意案が一堂に会し、経営指針の策定等を行う全体会議、随時行われる飲み会など、同僚や上司と交流を図る場は豊富です。5月には横浜港で開催されるカッターレース大会への参加や社員旅行、災害訓練など、従業員の厚生についてもじゅうぶんに配慮されています。
 また、この垂直的な親密さは社員教育にも表れており、OJTを中心としながらも決して水耕栽培ではなく、上司が部下をよく見よく育て全員で高みを目指すという組織的土壌があり、その絶え間ない繰り返しにより人を育てまた自らも育つ好循環を生み出しているのです。

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3.津田運輸がたいせつにしていること
 中小企業において、社の理念は重要な意味を持ちます。大企業にありがちな「形だけ」のものではなく、社員が少なく一体感の強い中小企業では経営における理念が社員全体に強く共有され、企業の方向性を決定づけるもっとも大きな要因になるからです。
 では、津田運輸において大切にされている理念とはいったい何なのでしょうか。平成28年度の経営指針から拝借すれば、そのひとつが「社員第一主義」です。社員が第一という思想は先の経営方針を筆頭に社の随所に染みついています。
 その例として、社員の労働時間への徹底的な配慮が挙げられるでしょう。長時間労働による過労死が世間を騒がせる中、津田運輸は労働時間の縮減に努めています。出来得る限り残業を避けている(もちろん残業する場合は残業代が出ます)上に、将来的には一日6時間労働を目指しています。また、産休や育休制度も社会保険労務士に依頼の上法定要件以上の期間を設けていますし、妊娠や出産を理由に不当な扱いを受けることもありません。実際に私が社を訪れた際にも出産を控えた女性が元気に働いていました。
 なぜそんなに社員を大切にするのか、私がそう問いかけたところ「社員を大切にするという意味がわからない。なぜなら社員は会社そのもの、自分自身・分身そのものだから。大切にするのは当たり前というか、それ以前の問題。」「社長は会社の長ではなく社員の長である。社員がいなければ社長ではない。」と津田社長は仰いました。身に染みる一言です。
 また、津田運輸では年度ごとに社員全員で経営指針を作成しています。われわれ大学生からすると、経営指針というものは講義の課題か就職活動など、極めて限られた場面でしか目にしないものです。ましてや、自分がその作成に参画するなど今は想像だにできないことでしょう。津田社長曰く「社長は経営指針の編集長」とのこと。まさに全員野球です。
 このように、個々の社員を大切にしつつ、これに加えて社への高い評価と高品質なサービスの原点である「お客様、社会第一主義」「技術・サービス力、商品第一主義」といった理念を全員が強く共有し全身全霊でその実現に邁進しているからこそ、好業績とすばらしい理念を同時に実現しているのだと思います。

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4.津田運輸はどのような人材を欲するのか
 今回のインタビューでは、津田社長から「企業はどのような人材が欲しいのか?」
「そうなるためにはどうすればよいのか?」を聞くことができました。普段はなかなか聞けないであろうそれはズバリ「やる気と愛嬌」。これは津田運輸の方針です。理念を共有できるもの、すなわちその会社のことを心から好きになれるかどうかが採用の最大の基準なのです。いくらあこがれの職業になったところで、企業に馴染めなければその楽しさも半減してしまいますものね。そして、そうするためには、とにかくたくさんの経験をすることだそうです。多くの、そして種々の経験を重ねることで、多様な世界が開けていくことでしょう。

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5.津田社長から就活生へメッセージ
 最後に、津田社長から頂いた現在就活中の学生に向けたメッセージについて書きます。
それは「気になった会社はできるなら必ず見学すること」でした。
 単にネットや伝聞をもとに調べるだけでは本当にその企業に自分があっているのかは分かりません。やはり、その企業を直に訪れて空気を肌で感じ、社員と触れ合うことなしに企業の本質を理解することはできないのです。 多くの大企業ではこのようなことはできません。社員同士の距離が近くよりウェットな関係である中小企業ならでは、そして社長が新入社員を直に怒り、そして褒める津田運輸なればこそなのです。津田運輸には入社試験はありません。本社見学と経営指針の感想文が全てです。そして、そのはじまりとなるのは、
津田社長自らいらっしゃる説明会です。この記事を見て中小企業に、そして津田運輸株式会社に興味を持った方は是非11月10日に催される合同企業説明会「かながわJobway」にお越しください。

<おわりに・編集後記>
 みなさんは中小企業に対してどのような印象をもっているでしょうか。
不安定、年収が低い、ステータスがないといった悪いイメージからアットホームな職場、やりがいがある、地元で就職できるなどのいいイメージまで、さまざまでしょう。しかし、実際に地元の無名中小企業と誰もが知る巨大企業のどちらかを選択せよと言われれば、多くの就活生は後者を選ぶことでしょう。
 これは、現在の学生の大企業選好の傾向にあらわれています。現に私も少し前までそう思っていました。しかし、社長の方々と話し、触れ合うことで私の考えは変わりました。中小企業だって大企業に負けない、いや大いに勝る企業があります。
 その企業の一つが今回ご紹介した津田運輸です。一度就職すれば、簡単に職を変えることは出来ません。われわれ学生も、既成概念にとらわれて折角の好機をムダにしないようにしなくてはなりません。そのために、一度「かながわJobway」にお越しください。心からお待ちしております。

会社HP
Jobwayページ

≪ インタビュアー・執筆:専修大学経済学部 2年 ≫
posted by ジョブー at 09:35| 企業紹介